茜奏の愚勇伝

閉鎖します。ありがとうございました。

【雑記】小学時代の思い出

小学生はアホである。

 

キャーキャーと教室で奇声を上げ、画鋲を踏んづけて泣き叫ぶ忙しない生物だ。

 

断じてあいちゃん(りゅうおうのおしごと)のような愛くるしい存在ではない。

 

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そして少年法により法律の通用しないタチの悪さもある。

 

俺はアホである。

 

大学生にもなって小便を漏らし留年し、常識もなければ空気も読めない生物だ。

 

辛うじて法律は守れるくらいである。

 

つまり、小学生の俺はとんでもなくアホである。

 

今回は、そんな小学時代の俺の話を少ししようと思う。

 

ただ、そんな昔のことはあんまり覚えていないので、おおよその記憶で話させてもらう。

 

マルマインごっこ

 

題名からして頭の悪さが漂ってくるが、俺は当時、ポケモンマルマインが好きだった。

 

知らない人のために、コイツである。

 

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アホな上に暇な俺は、「マルマインごっこ〜!」とか言って丸くなって教室を転がって遊んでいた。

 

書いてるだけで恥ずかしくなってくるレベルの完全に病気である。


そんな醜態を晒すくらいならマルマインらしく「じばく」した方がリアリティがある分だけマシだろう。

 

そんなアホには当然、罰が下るもので、

 

ぐさっ!

 

「あいたっ!」

 

急に、足首に痛みが走る。

 

見ると、画鋲が深々と突き刺さっていた。


俺は血の染みた画鋲を持って、足を引きずりながら保健室に行った。

 

先生「そんなところに画鋲刺して来る奴初めて見たわwww」

 

と、大変笑われた。

 

頭に刺さらなかったのが唯一の救いだろう。


俺はこの日を境に、マルマインごっこを封印した。

 

②ラジコン破壊小僧

 

俺は駐車場でラジコンを走らせるのが好きだった。

 

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うちの地元は駐車場で遊ぶのを禁じられていたが、「ラジコンは車だから、走らせてもええやろ」という謎持論をかざして走らせまくっていた。


そんな偉そうな台詞は免許を取ってから言え。

 

なぜ駐車場だったかというと、車の下にラジコンを走らせるのが好きだったからだ。

 

たまに野良猫がいるので、よく追いかけまわしていたものだ。

 

俺より弱い奴などそうそういないので、猫にしかマウントを取れなかったのだろう。

 

なんと浅ましい人間だろうか。

 

まあ、そんな遊んじゃいけない場所でラジコン走らせる上に、動物虐待するわのクソガキには当然罰が下るもの。

 

題名の通り俺はラジコンを壊してしまった。

 

それはいつも通り、俺がラジコンで猫を探して車の下を加速していた時である。

 

ブゥウウウンッ!

 

俺「……え?」

 

そう、車が唐突に動き出したのである。

 

猫探しに必死だった俺は、車に人が乗っていることもエンジンがかかっていたことにさえ気付かなかったのだ。

 

ぐしゃぁあっ!

 

俺「ぎゃぁあああっ!」

 

これが本物の車のパワーじゃぁあ!とでも言わんばかりに、俺のラジコンはペシャンコになってしまった。

 

勿論、乗っていたおばさんと親にはめっちゃ怒られた。

 

俺はこの日を境に、ラジコンで遊ぶのは封印した。

 

③八方美人

 

女子「ねーねー、茜くんって好きな人っているの?」

 

それは、当時俺が好きだった女子のMさんに聞かれた質問だった。

 

俺「い、いないよ」

 

「君だよ」と言う勇気もなく俺はそう答えると、その子はニコニコしながら「私はいるよ」と聞いてもいないのにそんなことを言い出した。

 

俺「へー、誰なの?」


M「んふふー、私が今話してる人だよ♡」

 

正直、当時はめちゃくちゃ嬉しかった記憶がある。

 

まさかの両想い……!?(単純)

 

なんて舞い上がっていた俺の前に、友人だったAは何の前触れもなくこんな話を持ち出してきた。

 

A「お前、Mさんに好きって言われた?」

 

俺「え?なんで?」

 

A「あいつ、隣になった男子みんなに好きって言うんやで」

 

……俺のピュアなハートは跡形もなく砕け散った。

 

いや、フツーに考えれば分かるのだそんなこと。

 

そもそも、教室でマルマインごっこをやっている変人を好きになる女子がどこにいるというのだ。

やっぱり爆発しておけばよかったかもしれない。


④バカ犬

 

うちの近所には、でっかい家があった。


今思えば、相当な金持ちに違いないレベルの豪邸で、更にベランダにはでっかいハスキー犬が繋がれたいた。

 

柴犬しか見たことのなかった俺は、そのハスキー犬がカッコよくて見とれていた。

 

女子「……かわいいでしょ?」

 

ハスキー犬を眺める俺の前に、その家の子が話しかけてきた。確か同学年くらいだったと思う。

 

俺「う、うん」

 

女子「今から餌やるから、見ててね」

 

そう言ってその子(以下、Rさんと呼ぶ)は家から牛の生肉を取ってくると、ハスキー犬に投げつける。

 

犬「ガウー!ガウガウガウ!!」

 

凄い勢いで喰らい始めるハスキー犬には驚かされたものだ。

 

R「おまけに凄く賢いのよ。ホラ〇〇(名前忘れた)、2引く1は?」


犬「ワンッ!」


R「よくできましたーっ!」

 

なんかそんな感じで仲良くなり、ベイブレードやビーダマンで遊ぶ仲になった。

 

今思えば、ベイブレードやビーダマンで遊ぶ女子って珍しいんじゃないだろうか。


毎回高そうなの持ってきてたな……金持ちめ!

 

しかし、そんな友情は唐突に終わりを告げることとなる。

 

それは、ボール遊びをしていた時だ。

 

俺「……あっ」

 

俺が力強くボールを投げすぎてしまい、ハスキー犬の前に転がってしまう。

 

俺「しまっ……」


犬「ガウガウガウーッ!!」

 

途端、ハスキー犬は俺のボールに食らいついた。

 

がぶーっ!びりぃーっ!!

 

その時、俺はボールが食べられて悲しいとか辛いとかそういう感情はなく、ただ絶望した。

 

なにが賢い犬だ。

 

ボールと肉の区別もつかないのか?


とんでもないバカ犬じゃないか……。

 

R「あわわわ……ダメだよ〇〇、ペッてしなさい!」

 

Rさんの言葉を無視してボールを食べ続けるクソバカ犬。


俺はその光景を、ただただ眺めていた。

 

やがて父親が出てきてボールは離されたが、もはや使い物にならなくなっていた。

 

R「ご、ゴメンね!弁償するよ」

 

俺「いや、いいよ……」

 

これは100%俺が悪いので、弁償までさせるほど面の皮は厚くなく、その日はそのまま別れた。

 

その日を境に、何となく気まずくなり、2度とその子と遊ぶことは無かった。

 

時系列がバラバラになってしまったが、思えばこの子と遊ばなくなってからマルマインごっこを始めた記憶がある。あまりに凄まじい落ちぶれようである。


思い出そうと思えば、いくらでも出てくるクソガキ時代の思い出。

 

せっかくなので、こうやってブログにしてみたが、どれも恥ずかしさしかない思い出なので、やはり封印したままにしておくべきだったのではないだろうか。

 

どうしてこんな、どうしようも無い思い出なのかと問われれば、答えはひとつだ。

 


アホだからである。