留年
『進級できませんでした』
それは、大学1回生の春の出来事だった。
留年。
圧倒的留年。
紛うことなき留年。
残酷に突きつけられたその2文字は、何度見ても進級に変わることなく、私の高揚した気分をどん底に突き落とした。
「やってもぉたぁあああああああああぁぁぁあああああああぁぁぁっ!!」
小学生の頃は「無敵バリアだからザキは効きませーんww」などとはしゃいでいたものだが、同じ2文字の留年は防げなかった。
思えば、私の人生はそれなりに順調だった。
まあ昔から頭は悪くて勉強も出来ず、補習で放課後に居残りや再テストで残らされることはあれど、特にこれといって大きな問題を起こすことなく大学までやって来られた。
だからこそ、バカの癖に挫折知らずな私にとって留年というのは、ショックの余り放心状態でバイトをして古本屋の店長にブチギレさせるには十分だった。
「てめぇ舐めてんのかよ?あ?」
などと説教されたので、挫折ついでに人生初のバイトバックレをかましてやった。えへへぇ……(白目)
……とまあこんな感じで、ここではtwitterには書かないよーなことを赤裸々に綴っていきます。
よろしくでーす♪